2004年12月7日:釣行記

たまの休みはやっぱコレでしょ!12月に入り、外気温度計が一桁前半を示し始める今日この頃。いよいよ本格的な黒鯛シーズンの幕開けなのだ!



今日の釣り場はコンな所。風が思ったより強いけど、海の色も波気も十分!雰囲気ありますねー。


一般の釣り人とエサ取りが減るこの季節からがクロダイの本格シーズン。
予報では波の高さが3m。こりゃ外海側は無理。ってことで湾内に決定。

さむ〜い冬の平日の朝は..貸切だもんね!ラッキー!

ゆっくりと海を眺めれば気配が漂ってます。昨日は南南西の風だから極端な水温低下もないだろうし。
なんだかんだ言ってもフグは多いだろうから水深の浅い、釣りの組み立てのカンタンなところで竿出しです。





が、しかし、足元はどこまで行ってもフグだらけ...


水汲みバケツに手を入れるとまだ意外と暖かい。やはり極端な水温低下はないようです。
こうなるとフグまたフグのオンパレード。コマセ筋を外しても追っかけてくるんだよねー。
でもま、一応エサは底まで持つようなので釣りとしては成立するようです。

流れの先から誘い出されてきた時が勝負!

1時間程度経ったころでしょうか?「スパン!」とウキが消し込まれ、上がってきたのは30cmくらいの本命。
それから10分間の間に15cmのチンタが2つ、立て続けです。「おいおい、親連れて来い、親!」

ってな感じで申し伝え?対岸のテトラ際を狙っていると..





「モヤモヤ..〜スっ」とウキが消え、道糸が一気に「ピーン」&穂先に「ガツン!」


で、本当に親を連れてきやがった(爆)!42〜43cmってところでしょーか?
なんたって先月は佐渡で「化け物」と対峙しているだけに、このレベルは楽勝なのダ。
撮影の後で海にリリースすると見ていた爺さんが「ぶちゃる(=捨てるの意)んかっ!」と一言。

おい、その食い物を見るような目線はよせっ!

「放す」とか、「逃がす」とか、もっと品のいい言葉があるだろっ(爆)-!
っちゅーか、アンタがいたからカッコつけてリリースしたのに..これじゃ確かに、もったいねぇ。






2004年11月23日:ボクシング&フィッシング!どっちもING?

今日は祝日で火曜日。久しぶりに定休日と祝日が重なったので、4男坊を連れ立って
新潟県の北の端、山形県との県境に位置する山北町へ遠征釣行です。



今回お世話になった渡船は寝屋の富樫さん tel 0254-77-3476

朝の5時過ぎに到着の一報を入れると面倒くさがることもなく「おはようございま〜す。今行きま〜す」と気の良い船頭さんがスグに来てくれました。

「そっちは揺れたかね〜」と、どこへ行っても‘震災ネタ’が挨拶言葉になってます。
「こちらはどうでした?」「いやぁ〜、新潟地震の時の方が凄かったなぁ。近かったからね」

さすが!おじぃちゃん。

2,000円/一人なので子供の分と合わせ4,000円を差し出すと「子供からお金なんてもらえない」と2,000円しか受け取ってくれません。
帰りには乾物や名物のサケの切り身(注:季節により異なります)のお土産まで頂けるので、もう感謝・感激です。ありがとうございました!
(追記:後日頂いた鮭を食しましたが、これがまた絶品!塩引きを「美味い」と思ったことがなかっただけに感動ものでした!)





子供の安全を考え、足場の良い防波堤での竿出しです。

僕らが朝一の渡船だったので防波堤は貸切状態でしたが、日が昇るにつれ、5人、10人と最終的には防波堤全体で20〜30人の人出。





外海は少々荒れ気味ながら朝は無風・快晴。

今年で小学校が終了する4男坊もついにボクのお古が着こなせるようになりました。
同級生よりも大きめ(デブい)の体系が幸いしてますぅ。





モヤモヤとウキを潜すのはフライサイズの子アジ。

途中、強い引きと数分のファイトの後、海面下にイナダの魚影が見えた時もありましたが、細仕掛ゆえ、あえなくハリス切れ。
このままエサ取りにやられっぱなしで終わるのも遠征の意味がないし、もったいない。と言う事で...





伝承。

今流行りの「0釣法」を教えちゃいました。やっと浮く浮力の当たりウキを軸に、かる〜い仕掛をゆっくり、ゆっくり落として行きます。
9時過ぎから吹く風速7〜8mの風を背に、道糸をパラパラとコントロールしながら出していくという難しい釣りです。

教え方ですか?厳しいですよ(笑)。

なんたって昔っからの常連さんに「教えてやるから釣りに行こう」と誘ったら断られましたから。
「なんで?」「う〜ん、山田さん、厳しそうだから」って。悟られてる(爆)。





潮は左から右へ。

やっと浮いている浮力のウキですので浅い層で食ってきてもウキ(黄色矢印)に反応が現れます。
水深10mの位置にウキ止めがあり、10mまで仕掛が達するとエサの重みでウキごと沈んで行きます。
また、ウキが沈んでからは穂先・道糸に魚信が現れます。「全層釣法」と言われる所以です。




授業の成果

結局、どこまで行ってもエサ取りのアジにやられっぱなし。っちゅーことならその子アジをエサにしちゃいますか?
水深9mほどをフラフラと泳がせてるとウキがボヤ〜んと沈み出し「あれ?アジが元気になったな?」と思った次の瞬間、道糸がピーンと走り始めました。

そう、アジくんがイナダに追われ、必死に逃げ始めたのがボヤっとウキに現れたのです。道糸が走った時にはイナダがヒット!ちゅーことです。

ハリス1.25で無理ができない仕掛です。10分ほどのファイトの後、ゆっくりと仕留めたのは40cm程度のイナダくん。
おデブ(4男坊)はこのファイトで疲れ果て、(なんたって前日はまともに寝てない)本日の釣り終了。お疲れ様でした。





ムフフ。今日はボコボコにしてくれる。

3男坊とのスパーリング風景でっす。スポーツにしろ、釣りにしろ、理屈っぽい親父としては「理論」が優先します。
「早く」とか「強く」とか、漠然と教えられても比較になる物や経験がないワケですから、教えられる方はでしょ?
んなんだったら相対した時の上体の角度とか、打つ時の踏み込み足の位置とかを「具体的に」って思うワケです。





どりゃっ!

天才?そりゃ別です。「こうやって、ダーっとやって」で理解してくれます。っちゅーか、できちゃうワケですよ、それだけで。
10人いたら1〜2人は器用なヤツがいますね。1000人いたら「なにも教えなくてもできるタイプ」が1人はいます。それが天才。

でもね、自分含め身内は凡人だらけです。普通なんです。





へっへっへっ。どぉーだ、

これから先、どれだけのことを教えてやれるか分かりませんが、自分の持ってる知識とか経験とか全て子供に教えるつもりです。
車ですか?ハイ、順次教えてます(笑)。仕事がらみなんで、お客さんにも同じように接してます。迷惑かもしんないですけど(爆)。

結局、一部の人を除いて最初は誰しもワカラナイですからね。
「理論」「技術」と結びつけるもの、それが「練習」だと思ってます。





〜〜〜っと!ブロックしたぜっ。





はぅっ!あれ?





ゲフっ...。あれれ?

「理論」「練習」「技術」に結びついた証し。なんじゃそりゃ?やられっぱなしじゃん!アハ。



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佐渡の渡船はいい船を使ってます。

某メーカーのサイトで「磯の真鯛高調」との記述があり、最初は山形方面への釣行を予定しましたが、「めったに休めないし、どうせなら」と佐渡行きを決意。
ありとあらゆるサイトで情報収集し、過去の実績からしてやはり外海府・尖閣湾周辺の沖磯にポイントを決定。そこから先は「遠足前の子供の気分」でした。





離れの沖向き・左側にある小山。ここが前半戦のポイント。

チラっと線になって写るのが今日のロッド=鱗海1.5-53です。道糸は2号でハリスは1.75。これでもなんとかなるでしょ。たぶん(笑)。
0号のウキで6ヒロのところでウキ止め。太軸のチヌ針が馴染んだところでジワジワとウキが沈み始める、っちゅー作戦です。

コマセの配合?愚問です。釣具屋さんによるとオキアミのみ(!)でOKとのこと。(知らなかった)
オキアミのツブの大小やボイルやら、考えるのも面倒なのでその3kg板を3種類ブレンド。(安直!)
食わせのオキアミは生の大粒の方とボイルから一掴みづつ取りました。

足元へコマセを蒔き、流れに沿って...あれぇ?流れてないや。
適当にコマセが届いていそうな所へ仕掛けを入れますが、水深10mほどで食ってくるのはべラばかり。
足元はもちろんエサ取りだらけ!美しい佐渡の海は水深5m以上くらいまで水中観察可能です。

9kgものオキアミを蒔いたことがないのでどの程度のペースで蒔いたらいいのか?まったく分からず、
午前7時頃からの実釣で10時前には既に半分を蒔き切ってしまいました。





向側に見えるのが親磯の大島です。

後半戦用のコマセを作ってなにげに海を眺めると、さっきまで淀み気味に沖へと向かってた潮が地方より(画像右下方向)に流れてるような。。。
コマセを仕込む間の、ものの10分くらいの出来事だったので「風のせいかなぁ」とも思いましたが、念の為、地方よりの足元にへコマセを蒔いてみます。
予想通り、地方に向かってコマセが拡散・沈下して行きます。さらに、磯の左右方向からの潮が地方に向け潮目を作るという、コレって理想的な展開?
すかさず足元へ6杯ほど追い打ちをしてから沖向きの釣り座から地方向きへと場所を移動しました。

「あとはエサ取りのいないラインを探すんだよな〜」10mほど前から20mほど先へ、さらに潮目や流れに沿って仕掛けを落として行きます。
足元から前に流れて行くので仕掛けの落ちが遅くなっちゃって。。。てーことで、ガン玉のG5をウキ下に追加。これがまた絶妙にマッチ。

自我自賛しながら(笑)「あーでもない。こーでもない」と仕掛けを落とし込むこと数投目、
ウキ止めまで馴染んでジワっ、ジワっ、と沈み始めたウキが一気にスパッ!と海中に落ちて行くではありませんか!

「来たっ!」

とっさに道糸を確認すると糸ふけも一気に走り始めました。穂先まで張るのを待たずに竿を立てるとスプールを押さえていた指が「バチバチ!」と弾かれ、

「!!!!!!」

この瞬間の気持ちを言葉にすると「だ、だ、だ、誰かたたた助けてーーーっ!わわわわわわーーーっ!」(なんじゃそりゃ?)

一人ではどうにもならない、今まで感じたことのない重さとスピードとパワー。それは走るとか潜るとかというレベルのものではありません。
止めてみようと溜めにかかりましたが全く止まる気配は無く、下へ下へ、そして一気に足元へと突っ込んできます。
堪えきれずに糸を出し、竿を立てますが、レバーを握るたびに「ギューッ!ギュルーッ!」とブレーキが聞いた事の無い悲鳴を上げます。
両の手で必死に締め込みに絶えますが、ヒザはガクガク、手はプルプルと震え、さらに竿はひん曲がり、頭の中はまさに真っ白。

「こうなったら..走らせる!」

と、ブレーキを緩めた瞬間、「BooーーーーーN!」と止めど無くリールは逆転し、道糸が延々と引っ張り出されてしまいます。

「どぉーせっちゅーのよ!!!」

なす術もなくブレーキを掛けながら竿を倒し、ひたすら強烈な強引と重さに耐えてましたが竿が折れそうな勢いです。
そのたび少しづつ道糸を送り出し、長期戦の覚悟を決めてガンバっていると、突然、「魚」を感じなくなりました。

「あっ、」

何かにからんだ様子で糸を送ると魚が走ります。巻にかかるとある一定のところまでで止まってしまいます。

「たのむぅー、出てくれ〜っ!」

願いむなしく、10分経っても20分経っても出てきません。次の展開まで望めなくなるのも困るので、勇気を持って諦めることに。

「はぁーっ」

手で仕掛けを持ち手繰り寄せて切ろうとすると「ズズッ、ズズッ」と仕掛けが出てきます。
魚がまだ付いている様子で引っ張られては「グングン!」引っ張られては「グングン!」と魚信がありますが、そのうち何も感じなくなり(涙)。
ヨタヨタになった道糸の先には針上を10cmほど失ったハリスが付いてきました。(ビェ〜ン)





金魚?いえいえ、チャリコ(真鯛の子)です。寝そべってるのは25センチ強のメジナくん。もちろん、撮影の後で海にお戻りいただきました。

気を取りなおして「次の一手」を試みますが針を結ぶ手は未だ震えが止まりません。

1時間ほど過ぎた頃でしょうか?何がなんだかわからないまま終わってしまったやりとりを頭の中で反省している最中、
またもや海中に漂っていたウキが一気に消し込んでいきます!

「こんどこそ!」

ウキに反応したのが早すぎたのか、見事にすっぽ抜け!なんと空振りです。

「あちゃーっ」

それからは焦りが先に立ち、渡船が迎えに来るまでの残り約1時間の過ぎるのが早いこと早いこと。
結局、それらしきアタリはそれが最後でした。

「取れる時はどんな悪条件でも取れるし、取れない時はどんなに太い仕掛けで挑んでも取れない。ま、ウデが3割で運が7割だな。」

船頭さんのありがたい慰めの言葉です。結局のところ、下手なヤツには絶対取れないっちゅーことで。

行く前までは「とりあえず、掛けるまでが今日の課題」なーんて粋がってましたが、釣り人の心理はそんな甘いモンじゃありません。
やっぱ姿を見ないことには、結果を出さないことには全てのプロセスが無意味になっちゃうみたいです。(この悔しさったらもう..)

民宿にある80cmオーバーの真鯛の魚拓を指差して、

「きっとこんなんでしたよ」

と宿の女将さんに話しをすると、

「あら、そうね。逃がした魚は大きいって言うからね」

って、じぇんじぇん信じてくれません(爆)!あったり前だちゅーの。



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う〜み〜は広い〜な、おおき〜ぃなぁ〜♪ってな感じで近くの海へサザエ取りに行ってきました。とある夏の出来事です。



佐渡の左手に見えますのは...蜃気楼?陽炎の中に浮かび上がっている感じです。
釣り人でにぎわう防波堤は出雲崎の海遊広場という公共の公園で、ケーソンまでは桟橋でつながってます。
内海は浅瀬で近くの川の流れ込みの影響を受け多少濁りぎみですが、天候も良く釣り日和。





外海に広がる岩礁帯が今日のポイント。4男防のおデブちゃんと先客の中学生?は足元のポイントを探る。
ボンベを担いで漁具を用いての漁はさすがに禁止されてますが、素潜りでの常識的な範囲は黙認。
外海側は潮が適度に流れ、そこそこの透明度です。ちなみに足元の岩の上で水深2m弱。足は届きません。





先客の子供達に今日の成果を見せて頂きました。
(長岡市からおじいちゃんと一緒に来たそうです)
2つの袋に入ったサザエは50個以上はあるかも?





足元から遠く離れたポイントでオットセイのように浮き沈みしているのは2男防。「いっぱいいる」らしいのだが「ツブが小さい」らしい。
スイミングスクールに行ってたんで平気で遠くまで行っちゃいます。オレ?いやいや、こんな遠くまで行ったら帰って来れません(涙)。
沖のポイントまでは50mはあると思いますが、ヒヤヒヤする親を尻目に行ったり来たりしてました。まるで鵜飼の気分だな、こりゃ。





彼らの浮かぶ岩礁帯で水深3mほど。潜ると水圧で耳がキンキンします。
慣れというか、特技というか、バラエティに富んだ方が人生、重宝しますね。
万が一に備え、浮き輪を用意してましたが、肩の力が抜けていきます。





3男防の和也です。高校一年生です。兄弟の中で唯一、親の意思を受け継いで高校でボクシングやってます。
もちろん一切の強制はしてません。むしろ親としては反対!しました。自分の子供が殴られるのはちょっと...。
ガキの頃から鍛えたことに加え、運動神経もセンスも抜群。本人の意思で始めたこととはいえ、複雑な心境です。





このおバカが2男防の優作ちゃんです。高校3年生です。中学の時には空手の県大会で優勝したりして親を喜ばせてくれましたが、
喫煙で停学になるわ、夜中の2時に刑事に連れられて!帰宅するわ(爆)。バカが「強い」っていう意味を勘違いするとタイヘンです。
けっして頭が悪いワケじゃない?のにコイツがアホ丸出しのおかげで、親としては鍛えられてます。こんなんでいーんでしょうか??





4男防の将平です。小学6年生です。
まぁボチボチ鍛えてますが、お兄ちゃん達とは違って甘やかされてます。
したがって...ただのデブです。





タニシ?いえいえサザエです。もう良いツブは取り尽くされた?んでしょうねぇ。
親子の人数分×2個をキープして、そのほとんどを海にお帰りいただきました。
今年もそろそろクラゲが出る頃です。また来年来るから、大っきくなっててねー。



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5月11日:釣行記

毎日釣りに行ってるって?はいそうです(笑)。でも仕事前釣行なんです。
朝3時に起きて、釣り場着4時過ぎ。8時30分終了で会社に戻るのが10時前。この季節はハードスケジュールです。



この日は釣り仲間&常連さんのタマちゃんと同行。ちなみに彼は今日はお休み/1日釣行です。
凪ぎの予報だったのですが、ウネリが大きく、時々タマちゃんの足元に届く勢いで波が襲います。

「コレじゃ釣りにならないわな」

そんな思いとは裏腹に、ウキが勢いよく海中へと引き込まれるではありませんか!
とっさに竿を立てると重い引きと共に右へ右へと魚が走ります。

「お?来た?」
「来た来た。40cmクラスだな、こりゃ」

竿に伝わる感触から40cmオーバーを確信し、ゆっくり、ゆっくり魚を寄せますが、なかなか姿を見せません。
浮き始めては潜られ、また浮き始めては潜られの繰り返しです。

海面近くに姿を表した魚体を見て二人とも

「お゙ーーーっ゙!!!」

なんと!アジです。それも45cmはあろうかという超特大!!




小さなクーラーバックに入れて戻ったのでちょっと歪な魚体になってしまいましたが、この曲がっている状態で44cm。
こんなアジ、いるんですね。魚拓ととっけばよかったかな。



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5月9日:釣行記

今日はナンと!バカせがれのデビュー戦です。
雨の降る中、Kちゃんと待ち合わせて仕事終了とともにいつものポイントへと直行です。



ついに来ました!磯の大アジ!黒鯛は37.5cm。アジは40cmクラス!
夕方4時開始〜午後6時終了でこの釣果。型は小さいですが爆釣です。




「宗一郎!釣り、面白いだろ!」のKちゃんの声にも「そうですね」と、愛想笑い。

こんなに釣れたのに。。。

短気の釣り好きと言いますが、ウチのセガレは短気じゃないんだろーか?
ま、「写真撮るぞ」の声にアジを手に取るんだから、私らとは違うわなぁ。

親にならって黒鯛はリリースです。



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5月3日:釣行記

今日は気合を入れて朝の4時から釣り場到着です。
で、ココが今日のポイント。



竿出し5時。で、30分くらい後で他の方が女性を連れだって来られました。それも外国の女性。
どうもこの釣り場には不向きな装備でして、案の定、お連れの男性のお誘いにも、「ヤダヤダ!ワタシ、ココニイルヨ!」
「コワイ!コワイ!」の連呼とともに、先端には行かれず、なんと私の後ろに居座ってしまいました。
(ちなみに私の定位置は右手に見える山の上です)

「(ま、ま、まいったなこりゃ)」仕掛けを振り込むにも、コマセを投げるにも気を使います。
釣り再開から30分後、なんとか魚信を捕らえ、魚を釣り上げましたが、後のギャラリーからは

「ワァー!!オッキィー!!」

と、大歓声。あげく、今度はお連れさんと2人で弁当を広げ、私の後ろで食べ始め...1時間ほど後、嵐のように去って行きました。

今日はもう、リズムがズタズタです。




40cmあるかな?無いな。。。という型。

結局この後は12時間後の午後6時に33cmを追加して終了。
とんでもない1日(14時間)でした(笑)。

教訓:釣りに一番大切な物=リズムです。



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5月2日:釣行記

「岬の先端混雑」とのことで、今日はこのテトラ帯が勝負どころです。
連日の釣行の疲労から午後3時頃からアジ狙い?で遅めの出動。

現場に到着すると午前中から竿出ししていたKちゃんとMくんは既に限界モード。
「フグばかりでアタリもない」とのことで、ワカメ取りに勤しんでいました。

「山田さん、そろそろ先端が空くころだからそっちがいいんじゃない?」との助言がありましたが
「オマエらが撒いたコマセが効くころだから、ここでやる」と、冗談半分・本気半分。

帰宅する彼等を見送り、ベッタリと凪いだ海に仕掛けを入れると流れもなく、風もなく。
まぁ、アジが寄ってくれば夕方にはアタリがあるだろうな..と、ノンビリと開始です。



釣りを始めると30分や1時間はアッという間に過ぎ去ります。

手前の際狙いはフグがうるさいのですが、沖目に振り込むとエサが残ってきます。
それなりの気配を感じ始めて数投の後、ウキがジワジワと海底に引き込まれます。

「アジのアタリじゃないよな?」と道糸に目をやると、ツツツーっと走り始め&ビビッと竿先にアタリです。
ゆっくりと竿を立てると魚の気配。「お?」と思うと同時に魚が走り始めました。
スグに浮いてきたので「おチビちゃんかな?」と思ったのですが、途端にグイグイと潜り始めます。

「ありゃりゃ?なんか重いぞ!?」

自分が釣られたことにやっと気付いた?のか??本気で潜る・潜る・また潜る。
竿をねかし、浮かしにかかりますが、沈み根の向う側に廻り込んだところで何かに引っかかってしまいました。

「こんな時は...出るまで待つ!」

今日はドコまでも呑気モードです。

5秒も待たずして竿に反応があり、沖へと向かいはじめた魚をゆっくりと寄せ、無事終了。
テトラの上からでは魚体が小さく見えたのですが、タモに取り込むとズシリ。
型はまぁまぁの45cmオーバーといったところですが、はちきれんばかりの魚体とお腹がパンパンに膨れた見事なノッコミ黒鯛です。

こんなのが釣れると思っていなかったので、スカリもストリンガーも車に置いてきてるし。
ってことで、ちょっと窮屈そうですが、水汲みバケツに「くの字」になって入っていただきました。

釣り再開から数投後、今度は竿を引っ手繰るような激しい魚信。

「やややっ!なんなんだぁ〜!今日はぁ〜!!」

走る・走る・走る!潜る・潜る・潜る!

さっきと同サイズ?と思って浮いてきた魚を海面下で確認すると...「ま、ま、ま、真鯛じゃーっ!」
なんで?なんでこんなテトラ帯でアンタが釣れるの???という、35cmクラスの真鯛です。




この2つが釣れたところでアイナメやソイといった根魚が釣れだしたので夕暮れが迫ったと判断し、本日の釣り終了。
(っちゅーか、いつまでも水汲みバケツの中で「くの字」は可愛そうだし)

写真撮影後、黒鯛くんには海へお戻りいただきました。
真鯛くんには...すいません。美味しく頂戴致しました。

教訓:人が入った後の釣り場は..釣れます。



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4月23日:釣行記



今日は..もちろんお仕事があります。予定もいっぱい。
でも近場で釣れてる話しが舞い込んで来ましたので、釣りキチさんとしては様子を見ずにはいられません。
と、いうことで、朝4時起きで「仕事前釣行決行」と相成りました。

な〜んの変哲もない防波堤。春はこんな所で釣れちゃったりします。




竿出しから1時間ほどでモゾモゾとフグのようなアタリ。
「ん?」って竿先でお伺いを立てると「ビンビンビンッ」と弾くような前アタリ。
その後、一気に沖に向かって「ギュィーン!」と突っ走ってくれたのは47cm。
後はほぼ入れ食い状態。最後の2枚は仕掛けを入れた途端、食ってきました。

「やべぇ〜、やめられないよぉ〜〜っ」

でも今日は仕事です。予定もあります。後ろ髪を引かれる思いとは、まさにこのこと。
群馬ナンバーの車で来られたオジちゃんに場所を譲り、9時前に納竿となりました。

贅沢な話しですが、入れ食いモードは嬉しい反面、「誰でも釣れたんじゃないか?」と、疑心的になります。
「そんなのは釣りじゃないっ!」って...?んー、釣り人の心理とは不思議なものです。



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2004年1月7日:釣行記



いつも仕事と時間に追われながら、がむしゃらにガンバってると、「オレって、何がしたいんだろ?」って思うんですよ。
あんまし考えちゃいけないんでしょうけど。「もっと時間がゆっくり流れないかなァ。。」な〜んてね。考えません?

「今日は休む!」と決めたし、宣言したし。でも休めば溜まる仕事が、どこかで気にかかっちゃったりするんです。
夜明け前のバイパスぶっ飛ばして、釣り場へ向かう車中でも、「メール来てるよなぁーっ。どんなんだろ?」とか。

子供の頃には、こんな時の流れを考えもしなかったです。


だいたい携帯電話ってのがよくないっ!こっちがどんな状況でもお構いなしに「プルルル..」って鳴るんです。
あんな無神経なもの、めったにないですよね?んじゃ、いっそのこと電源切っとくか!って、そんな勇気も無いワケで。
基本料金だ、通話料だ、って、持っているウチは永遠に終わらないクレジットを組んでるようなモンじゃぁないですか!

あぁ、もったいねぇ。

通信産業に踊らされて..わかっちゃいるけど、ねぇ。ありゃもう一種の病気でしょ?
今時のガキじゃあるまいし、禁断症状までは出ませんが、無いと不便に感じちゃうことは確かです。





ここが真冬のポイントです。夜明けと共にこんな所に立っちゃいます。新潟東港の西堤防・テトラポット。
けっこうキケンなポイントなんで、子連れじゃこれません。黄色いバッカンが見えるところで釣りをします。

まぁ、現場に立てば大方の事(仕事)は忘れられます。まだ見ぬ大物?に気を馳せて、期待に胸膨らませる。

なんで釣りなんか好きなんでしょうね?

だいたいが根っからの理屈こきで、「なんでそうなのか?」とか、「なんでそうなったのか?」って考えるのが好きなんです。
怒涛のごとく流れる「どうやって今日の釣りを組み立てるか?」という思考の中で、ほんの一瞬、「無」になる時があるんです。
そんなに考えを巡らせたら「無」にはならないだろ?って思うでしょ?ところがその流れの中に不思議と「無」があるんです。

あ、画像右下から斜めに突き出ているロッドが愛用のシマノ・鱗海スペシャル1.5号(テトラ用)です。

釣りを知らない人にとっては退屈な遊びに見えたりしますし、現に何もアクションをかけなければ退屈です。
でもね、本気で構えると、釣りってけっこう忙しいんですよ。





「上手い、下手って、何が違うんですか?」釣りをしない人は、みんな一応にこの疑問を投げかけてきます。

まず、海を見て海面=二次元でしか考えられないうちは初心者です。
「ここから〜ここまで」という立方体=三次元を探るのが釣りを忙しくするコツみたいなものです。
名人クラスは「想像する」という意味において、四次元的思考だったりするわけです。

僕のする釣りはエサをパラパラ撒いて、自分のエリアに対象を誘き寄せることから始まります。
その時に撒くエサの沈下速度や流れの方向から食ってくるポイントを探すんです。
もちろん、いちいち潜ったりなんてできませんから、仕掛けを流しながら立体的に海底の地形を想像するんです。

その仕掛けを食ってきそうなポイントへ正確に入れるためにどうするか?
それをまた、風や波、流れを加味しながら仕掛けを選定していきます。


エサが落ちていく最中にいろいろなサカナが食ってきて、(上の画像は20cm強のサバくんです)
自分が今やってることが正しいのか?間違いなのか?判断しかねることもしばしですが。

それでもなんとかエサの残るポイントをしつこく探って「正解!」が出ると、





ってな感じで本命に巡り合えるんです。ほら、すっげー忙しいでしょ?

釣りの、このプロセスが大好きです。

考えに考えて全てを選定し、仕掛けを思い通りにコントロールできたら海面に漂うウキをじっと見つめるんです。

その瞬間なんかも「無」がやってきます。


理不尽に釣り場に捨てられるゴミの問題も、車を取り巻く環境問題も、大きな意味では一緒だったりします。

自分はなにほど正しくもありませんし、どっちかってーと、間違いだらけの普通の人間なわけです。
もちろん、大袈裟に環境問題を語れるほど、ぜんぜん偉くはないわけです。

でもね、「無」の中=な〜んにも考えずに、海に向かってポツンと竿を出してると、海側から見た自分を感じちゃうんです。
こんなくだらない遊び=釣りを通してなんかでも、客観的に自分を感じ取れたら。それもまた、いいじゃぁないですか。